算命学とは、中国で発祥した干支暦をもとに生年月日から干支を算出し、
人の宿命と運勢を占う運勢学の一流派で、中国占星術の最高峰です。

伝統を継承しながら日本で学問として大成され、算命術とも呼ばれます。

算命学の最も基本となる思想(自然思想)が中国で生まれたのは、
四千年くらい前のことであると言われています。

命の計算する法として「算命」と名づけられこの学問は一子相伝として各王朝に受け継がれ、
さらに多くの人々が推考を重ね、算命学十六元法として体系化されました。

中国にて皇帝の占法として発達した算命学。

食べたものが血・肉・骨といった身体の一部になったり、エネルギーになったり。

こうした人間の生命活動と同じように、
生年月日に入ってきた宇宙リズム「気」も身体を通って別の形として外に出る。

算命学では、十二支と十干が身体を通って別の形になったものを「星」としました。

十干から出てくる十種類の星を十二大従星と名付けました。

星という字の成り立ちからわかるように「日」と「生」つまり「生まれた日」を表しています。

生まれた日の星は、自分の心の故郷を表します。
「気」が身体を通って別の形で外に出る時、それは心の現われ勘定や性格となります。
感情や性格は心から出てきます。

心は、その故郷である「星」を見るとわかります。

<人体図五行>

◇ 魅力本能・・・人の心を惹きつけようとする本能。他人に好かれたい良く思われたいという気持ち他人に親切にしたい人が多い。
手が好きでもない人でも親切にしてしまう。

◇ 攻撃本能・・・相手に負けたくないとする本能。人間に攻撃本能がある。戦争はこの本能があるから闘争心の強い人・相手に負けたくない勝ちたい、負けず嫌い、努力することに繋がる。
行動の本能ともよばれている行動力。スポーツ選手に多い。

◇ 守備本能・・・自分を守ろうとする本能。疲れたから休もうとする本能。守備本能、言い訳上手。

◇ 習得本能・・・物事を知りたいとする本能。知恵の本能。

◇ 伝達本能・・・自分の気持ちを伝えたいとする本能。話すことが代表。書くこと。おしゃべりな人。秘密の無い人。

<十大主星>

◇ ・・・胸は自分の心が出て来るところ。 自分自身。

◇ ・・・頭は胸より上。胸が自分自身だから、頭は自分より上の人。親。

◇ ・・・腹は胸より下。胸が自分自身だから腹は自分より下の人。子供。

◇ 右手・・・右手は利き腕。いわゆる片腕と頼む人。配偶者。

◇ 左手・・・左手は押さえの腕。自分と同じ立場の人。兄弟姉妹または友達。

◇ 左肩・・・ここは最も頭に近いところ。親に最も近いので、親との生活が密接な時期。初年期。

◇ 左足・・・ここは腹に近いところ。腹は子供だから、子供に縁がある時代。中年期。

◇ 右足・・・ここは右手の配偶者ともっとも近いところ。歳を取って夫や妻と二人っきりになる時代。晩年期。